タヒチアンダンスというのは、南太平洋のタヒチ、ポリネシア諸島に古くから伝わる伝統舞踊で、フラダンスの原型ともいわれています。
多くの人は、フラダンスと同じだと思っているかもしれませんが、フラダンスがスローな音楽に合わせて踊るのに対して、タヒチアンダンスは大胆かつ艶美さをあわせた、ダイナミックな踊りという違いがあります。
下半身を中心に踊るため、シェイプアップ効果もあり、近年ダイエット目的で始める女性も増えています。
今回はそんなタヒチアンダンスのタイリタマウステップについて、ご紹介させていただきます。
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ステップの特徴
タヒチアンダンスの基本は、膝を曲げて中腰の姿勢でステップを踏んでいきます。
そのため、下半身の筋力アップもはかることができ、おなか周りをすっきりとして、くびれを作ることも可能です。
基本のステップとしては、
・左右に腰を振るタモ
・前後に腰を振るアミ
・縦長丸に腰を回していくファラプ
・横八の字に回るバル
・縦八の字に回すフラがあります。
ステップの踊り方
タヒチアンダンスは、仲間たちとの娯楽としての踊りというだけではなく、神様へのお祈りをする際の歌や音楽などが起源といわれている踊りです。
当時のポリネシア人には文字文化がありませんでしたから、ダンスを通してコミュニケーションをしていたという背景があいます。
フラダンスと比べると、激しく腰を動かし、情熱的で野性的なイメージとなっています。
一見すると、スピード感もあり初心者には難しそうに見えますが、基本のステップをマスターできれば、激しい動きも可能です。
タヒチアンダンスは、膝を曲げて中腰の姿勢で踊るタイリタマウが基本となります。
このタイリタマウというステップは、
・足はかかととかかとをくっつけて、まっすぐ立ち、つま先をVの字に開く。
・両手を腰におく。
・膝を軽く曲げて、腰を落とし、お尻が出ないように腹筋と背筋をバランスよく使ってまっすぐな姿勢のまま下がる。
・上半身は動かさず、膝を曲げた状態で膝を前後に動かして、お尻を横に左右に振る。
・目線はまっすぐのまま、姿勢もまっすぐキープする。
このタイリタマウはタヒチアンダンスのステップの基本ですから、まずは中腰で踊ることをマスターしていくことが大事です。
タモは、タヒチ語で「結ぶ」という意味で、腰が左右に動くステップです。
アミは、骨盤の広くて遅い回転で、前後に腰を動かすステップです。
ファラプは、骨盤の回転運動で、縦長丸に腰を動かすイメージのステップです。
バルは、横八の字を描くように腰を動かすステップです。
フラは、横八の字を描くように腰を動かすステップです。
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上手に踊るコツ
タヒチアンダンスは、基本的に中腰で踊りますから、上手に踊るためには下半身の筋力が必要となります。
また、基本の5つのステップをマスターすることで、高度なダンスも踊れるようになりますから、まずは基本をきちんと踊れるようになることが上達するためには必要です。
ただ、頭で考えすぎてしまうと、楽しんで踊ることができませんから、何よりも楽しんで踊ることが大切です。
練習方法
タヒチアンダンスは、姿勢が大切で、自分ではまっすぐにしているつもりでも、お尻が突き出てしまったり背中が曲がってしまいがちです。そのため、全身が映る鏡の前で練習するのが一番です。
そのためには、ダンススクールで練習した方が、上達は早いでしょう。
最近は、DVDなどを見て自宅で練習する人も増えていますが、基本のステップはなかなか一人でマスターすることは難しいので、体験コースなどを受けて、基本の動きを学んだ方がよいでしょう。
また、下半身の筋力も大変必要となるダンスですから、筋トレをして下半身を鍛えたり、体幹を鍛えることも大切です。
自分なりに努力して練習していても、なかなかステップが覚えられないという人もいるかもしれませんが、ダンスの上達には積み重ねが必要です。
また、振り付けというのは、頭と体を動かさないとなかなか覚えることはできませんから、失敗してもストップせず続けることが大切です。
また、自分の足元ばかりを見て練習をしていると、重心も下がりますし、姿勢も傾いてしまいますから、目線は常にあげて、きちんと鏡を見ながら練習をすることも大切です。
ステップの基本は足運びですが、ある程度流れをつかんだら、上半身も意識することが大切です。
手の形がきまれば、体重移動もスムーズに行うことができ、足運びもスムーズになります。
また、上達するポイントとしては、小さい動きで覚えるのではなく、大きな動きで体に覚え込ませることが大切です。
大きく筋肉を動かしていく方が、脳にも刺激がいき覚えやすくなりますから、手本となる動きを完全にコピーするつもりで、大きな動きを体に覚え込ませていきましょう。
このように、一見難しそうに思えるタヒチアンダンスですが、基本を抑えておけば必ずマスターすることはできますから、まずはタイリタマウを覚えていきましょう。
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